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しじみに寄生虫の心配はある?

しじみの寄生虫について

魚介類は寄生虫による食中毒の心配があります。寄生虫が体内に入ると、腹痛や嘔吐など、重い症状を引き起こします。しじみには、そのような寄生虫の問題はないのでしょうか?その辺について、詳しく解説していきましょう。

寄生虫とは

寄生虫とは、人や動物の体内に寄生する動物です。食物を介して体内に入り、さまざまな症状を引き起こします。魚介類の寄生虫でとくに有名なのは、サバやサケなどに寄生するアニサキスです。生で食べることで体内に入り、激しい腹痛や吐き気、おう吐などを起こす場合があります。

しじみに寄生虫はいるのか

貝類にも寄生虫は存在しますが、しじみは比較的寄生虫がつきにくい部類とされています。現在、日本で食用として販売されているしじみは国産のヤマトシジミやセタシジミ、輸入しじみなど。これらによる寄生虫の問題が報告されたことはなく、寄生虫の心配はほぼないと言っていいでしょう。

寄生虫がつく場合もある

ただし、しじみに寄生虫がまったくいないというわけではありません。棘口吸虫(きょくこうきゅうちゅう)という寄生虫が棲みつく場合もあります。感染した場合の症状は他の寄生虫に比べると軽めとされ、腹痛や下痢を引き起こす場合があります。

寄生虫対策

万が一寄生虫がいた場合でも、加熱によって死滅してしまいます。しじみは加熱調理されることがほとんどですが、刺身で食べることもあるでしょう。海外では生のしじみを使う料理があります。このような場合には寄生虫に感染する可能性があり、注意が必要です。
アニサキスの場合はマイナス20度で24時間以上、中心部まで凍結することで死滅するとされています。しじみも冷凍することで対処することもできるでしょう。しかし一番確かなのは、しっかり加熱して食べることです。

細菌の心配はある

寄生虫の心配はなくても、細菌による食中毒の危険はあります。近年でも、しじみを含む二枚貝のノロウイルス感染が報告されています。ノロウイルスに感染すると、激しい腹痛や下痢が1?2日続き、免疫力の低い幼児や老人が感染すると症状が長引く可能性や死に至る場合もあります。
このようなノロウイルスを予防するためには、生食せずに十分に加熱して食べることが必須です。ノロウイルスは85度以上の熱で死滅するので、食べるときは必ず火を加えて調理するようにしましょう。

まとめ

しじみの寄生虫について説明しました。寄生虫のリスクは少ないとはいえ、皆無ではありません。ノロウイルスの場合は実例があるので、生食だけは避けたいものですね。十分に加熱して食べることを心がけましょう。

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