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しじみを食べると安眠できる?その効果について解説

しじみには安眠効果もある?

いろいろな健康効果で人気の高いしじみには、安眠できる効果も期待できます。睡眠不足は健康にも美容にも悪い影響を及ぼすもの。それがしじみを食べることで解消するなら、ぜひ試したいものです。この記事では、しじみの安眠効果について説明しましょう。

睡眠が体に与える影響

睡眠不足が続くと、体にさまざまな影響を与えます。眠ることで日中働き続けた脳が休まり、記憶を整理して必要な情報を脳に定着させます。睡眠が不足して脳が休まらないと、思考力や認知機能、集中力が落ちてしまいます。
また、睡眠中は成長ホルモンが分泌して疲労の回復や傷ついた細胞の修復が行われますが、十分な睡眠が取れないと体のメンテナンスがうまくいかず、病気などの弊害が現れやすくなります。

安眠効果が期待できる成分

しじみにはアミノ酸やビタミンがバランスよく含まれていて、その中で安眠効果をもたらすのは次の成分です。

・トリプトファン
・グリシン
・セリン
・ビタミンB12

それぞれ順に見ていきましょう。

トリプトファン

トリプトファンは、セロトニンというリラックス効果のあるホルモンを生成します。このセロトニンは夜になると睡眠導入効果のあるメラトニンというホルモンに変わるもので、体内時計を調整する作用があります。
体内時計とは、朝は目覚めて夜は眠くなるという体のリズムで、これが調整されることで自然な眠りにつくことができるでしょう。

グリシン

グリシンは睡眠導入サプリの原料にもなっているアミノ酸です。
体は眠りに入ると深部体温(体の中心部分の温度)が下がり、深い眠りに入ります。しかし体温がうまく下がらないと、寝つきが悪かったり眠りが浅くなったりして、質の良い睡眠がとれません。
グリシンには血管を拡張させて、体温の放熱を促す作用があります。それにより深部体温が下がり、自然な眠りにつくことができるのです。
また、グリシンはノンレム睡眠(深い睡眠)とレム睡眠(浅い睡眠)のリズムを整える働きもします。ぐっすり眠れることができるかどうかは、眠りに入るときにノンレム睡眠に入ることがポイント。グリシンを就寝前に摂ることでこのノンレム睡眠に短時間で入ることができ、質の良い睡眠を取ることができるわけです。

セリン

セリンには、体内時計の調整をする作用が確認されています。現代人は夜更かしなどで生活が不規則になりがちです。また、夜間にパソコンやスマートフォンの光を見続けるなどで体内時計が乱れ、睡眠不足になることも多いでしょう。
そこにセリンの効果で体内時計が整うようになれば、自然な眠りに入ることができるようになるのです。

ビタミンB12

しじみにはビタミンB群がバランス良く含まれていますが、その中のビタミンB12には睡眠のリズムを整える働きがあります。睡眠のリズムは体内時計によってコントロールされているもの。
体内時計は朝の光を浴びることで整いますが、ビタミンB12はこの光への感度を高める作用があるのです。その結果として体内時計が整い、夜になると自然な眠りにつくことができるようになります。

まとめ

しじみの安眠効果について解説しました。最近は夜型の生活をする人が多くなり、十分な睡眠がとれていない人はたくさんいるでしょう。睡眠不足は病気につながりやすく、美容にもよくありません。しじみを食生活に取り入れて、質の良い睡眠をとるようにしたいものですね。

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