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しじみを食べるときはこれに注意!

しじみを食べる時に注意したいこと

しじみは、味噌汁や炊き込みご飯などの加熱調理に使われることが多いものです。貝類はたまに食中毒などで騒がれることがありますが、しじみにはそのような心配はないのでしょうか? しじみを食べるときに注意したい点について、説明していきましょう。

しじみは生食できる?

同じ二枚貝の牡蠣は生食でも食べられていますが、しじみはの生食はあまり聞いたことがありません。
牡蠣が生食できるのは、雑菌がつかない配慮がされているからです。牡蠣は生食用と加熱用に分けられ、水質チェックをクリアした海域で獲れた牡蠣だけが生食用として販売されているのです。
しじみは汽水域(きすいいき・海水と淡水の混じり合う場所)というところに生息していて、必ずしも水質がいいわけではありません。寄生虫やウイルスの心配があり、必ず加熱して食べる必要があります。

寄生虫の心配

しじみは比較的寄生虫がつきにくく、寄生虫の問題が報告されたことはありません。しかしまったくいないというわけではなく、棘口吸虫(きょくこうきゅうちゅう)という寄生虫が棲みつく場合もあります。感染すると、腹痛や下痢などの症状が出る場合があります。
万が一寄生虫がいた場合でも、よく加熱することで死滅するので、あまり心配はありません。

ノロウイルスの感染

寄生虫以上に心配なのが、ノロウイルスなどによる食中毒です。しじみを含む二枚貝のノロウイルス感染が報告されたこともあります。ノロウイルスに感染すると、激しい腹痛や下痢が数日続きます。免疫力の低い幼児や老人が感染するとリスクが高く、症状が長引いて死に至る可能性もあります。
恐ろしいノロウイルスですが、これも加熱することで予防することができます。ノロウイルスは85度以上の熱で死滅するので、食べるときは十分に火を通すようにしましょう。

加熱調理の必要性

日本でのしじみ料理はほとんど加熱するものですが、台湾の屋台料理で有名なシジミの醤油漬けは生に近い状態で作られています。お酒のつまみとして好まれていて、日本でもアレンジしたレシピが人気を呼んでいます。
レシピでは十分加熱することなど注意書きはされていますが、本場の味を求めて生に近い調理をするのは絶対避けましょう。

まとめ

しじみを食べる時に注意したいことについて解説しました。ノロウイルスに感染すると症状が重くなり、命に関わる場合もあります。加熱すれば死滅するので、必ず加熱して食べるようにしましょう。

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