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梅干しとしじみの相乗効果とは?

梅干しとしじみの関係

しじみは栄養成分が豊富で、健康効果が高いと評判の食品です。このしじみと一緒に食べると良いとされている食品に「梅干し」があります。
どちらも肝臓への効果があるため、一緒に摂ることで相乗効果が期待できるとされているのです。それぞれの特徴を見ながら、その相乗効果について詳しく解説しましょう。

しじみの効果

しじみにはアミノ酸やビタミン・ミネラルがバランスよく含まれ、いろいろな健康効果を発揮します。その中でも特に注目されるのが、肝臓への効果です。
肝臓に効く成分と効果を、順に見ていきましょう。

オルニチン

オルニチンはタンパク質を構成するアミノ酸とは異なり、血中や肝臓内で働く遊離アミノ酸です。肝臓では有害物質のアミノ酸と結合して無害な尿素に変える作用があり、肝臓の負担を軽減します。
アンモニアは疲労の原因になる物質なので、その分解が促進されることで疲労回復の効果も得られるでしょう。

アラニン

非必須アミノ酸のアラニンは、肝臓の保護やアルコールの分解に働きます。アラニンは肝臓で作られるアミノ酸で、肝臓を動かすエネルギー源になります。
また、アラニンはオルニチンがアンモニアを分解するときに助ける作用もあります。オルニチンとの相互作用で肝臓の再生を促し、肝機能を高める効果が期待できるでしょう。

タウリン

タウリンには、体の機能を一定の状態に維持する作用があります。この働きで、傷んだ肝臓を再生する効果を発揮します。
さらにタウリンには、肝臓がアルコールを分解するとき必要な酵素の働きを助ける効果もあります。これによりアルコール分解が促され、肝臓の負担も軽減するでしょう。

梅干しの効果

梅干しもしじみ同様に栄養豊富な食品ですが、その中でも特に注目されるのがクエン酸です。

クエン酸

クエン酸は食事で摂ったタンパク質や脂質、糖質をエネルギーに変える機能に関わる成分で、エネルギーを作り出す働きをします。このエネルギーは肝臓にも行きわたるようになり、肝臓を元気にしていきます。
また、クエン酸にはミネラル成分の吸収を高める効果があります。ミネラルは体内で吸収しづらいため不足しがちな成分ですが、クエン酸はこのミネラルを取り込み、水に溶けやすくする作用があるのです。亜鉛など肝機能を高めるミネラルの吸収が良くなることで、肝臓の働きをパワーアップすることができるでしょう。

まとめ

しじみと梅干しの相乗効果について説明しました。どちらも肝臓への高い効果が期待できるもの。それぞれ単体で食べても効果は得られますが、一緒に摂ることでそれぞれの成分の相互作用が働きます。より目に見える効果が期待できるでしょう。肝臓が気になる人は、ぜひ一緒に食べることをおすすめします。

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