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しじみに含まれるミネラル

しじみはミネラルも豊富

しじみはオルニチンをはじめとするアミノ酸が豊富なことで注目されていますが、ビタミンやミネラルもバランス良く含まれています。健康に重要な働きをするミネラルは、積極的に摂りたいもの。しじみなら、効率よく摂ることができます。
どのようなミネラルが含まれているのか、さっそく見ていきましょう。

しじみに含まれているミネラル

しじみに含まれているミネラルはナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄、亜鉛などです。その中でとくに多く含まれているミネラルをご紹介します。

亜鉛

亜鉛は体の成長や細胞分裂に必要なミネラルです。たんぱく質の合成や、新しい細胞を作り出す時に遺伝子の情報を伝える働きに関わっています。亜鉛を摂ることで細胞の再生が活発になり、傷の早い修復や、美肌効果も期待できるでしょう。免疫力を向上させる働きもあります。
亜鉛は吸収率が低く、腸からの吸収されるのは約3割ほどと言われます。また、食品添加物が吸収を阻害する場合があり、加工食品ばかりの偏った食事では不足しやすくなってしまいます。
しじみ100gで摂れるのは亜鉛の1日の推奨摂取量の約3分の1なので、他の食材と合わせることで十分に一日分の亜鉛を補うことができるでしょう。

カルシウム

カルシウムは歯や骨を作り出すミネラルです。摂取したカルシウムは骨に蓄えられ、必要に応じて細胞の分裂や筋肉運動、血液凝固作用などに働いています。
血中にはいつも同じ量のカルシウムが必要なため、カルシウムが不足すると骨からその不足を補うことになります。長年のカルシウム不足が続くと骨がもろくなり、高齢になって骨粗しょう症などの病気になることもあるので、カルシウム不足には気をつけたいものです。
カルシウムに1日摂取推奨量は600mg?700mgです。しじみ100gには130mg含まれ、1日分の約5分の1を摂取できることになります。

しじみには鉄も多く含まれていますが、吸収はあまり良くありません。
食品に含まれる鉄は、動物性食品に多く含まれるヘム鉄と、植物性食品に多い非ヘム鉄に分けられます。ヘム鉄は吸収率が15~25%と吸収されやすいのに対し、非ヘム鉄は吸収率が悪く2~5%程度。しじみは動物性ですが非ヘム鉄に属し、吸収力が良くないのです。
しかし、しじみには造血作用のあるビタミンB12や葉酸が含まれているので、貧血の予防効果などはそちらで期待できるでしょう。

まとめ

ミネラルは失われやすく、不足すると健康に影響を及ぼします。意識して食事から摂り入れたいものですね。しじみはミネラルとともにアミノ酸やビタミンもバランスのとれた栄養食です。積極的に食べることで、ミネラル不足解消に役立つでしょう。

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